こんにちは JAYLOGです。
昨今、小学校でプログラミング教育の必修化を受けてプログラミング教材が注目を浴びておりますね。
プログラミング教材には大きくこのように3つあります。
- アンプラクド
- ソフトウェアプログラミング
- ハードウェアプログラミング
このうちソフトウェアプログラミングやハードウェアプログラミングはなんとなくイメージ出来ている方はいらっしゃると思いますが、『アンプラクド』についてよくわかっていない方もおられるのでは?
アンプラクドは
『子供にパソコンを与えるのが不安。。。』
『パソコン使わせると目が悪くならないか不安。。。』
『いきなりプログラミングなんて出来るのかしら。。。』
『プログラミング教室はお金がかかるから手軽には受けさせられないな。。。』
という悩みをお持ちの方におすすめの学習法と言えます。
今回は、アンプラクドプログラミングとその教材の選び方について理解を深めていきましょう。
アンプラクドプログラミングとは
まずは、『アンプラクドプログラミングとは』についてです。
『アンプラグドプログラミング』はパソコンやタブレットなどの電子機器を使わずにプログラミング的思考力を、身に付ける学習法です。
電子機器を使用しないので小さいお子さまや小学校低学年でパソコンになれていないお子様でも、無理なく取り組めるのが特徴です。
アンプラクドプログラミング教材のメリット
次にアンプラクド教材のメリットについてです。
アンプラグド教材を使うことで『論理的思考力』『問題解決力』『創造力』の育成が期待できます。(いわゆるプログラミング的思考力と呼ばれるものです。)
プログラミング的思考についてもっと知りたい方はこちらをご覧ください。
アンプラグド教材は絵本やカード等のゲーム要素があり、しかも電子機器を使わないため、小さいお子さんでも親と一緒に楽しみながら取り組めるのがメリットです。
また、プログラミング教室に通わせる必要もないので、お金もかからないのもメリットですね。
失敗しないアンプラクド教材の選び方
アンプラクド教材の概要や効果について説明してきましたが、教材の選び方を間違えてしまったらその効果が十分に得られなくなってしまいます。
ではアンプラクド教材の失敗しない選び方はどのようなものでしょうか。
1つ目の『ゲーム感覚で取り組める楽しい教材を選ぶ』ですが、これは教材を選ぶうえでの大前提です。
プログラミング的思考を育成するためのポイントは目的達成するまでの『試行錯誤(トライアンドエラー』にあります。
楽しい教材を選ばないと子供は試行錯誤することに苦痛を感じて続かなくなってしまいます。なので、学習教材というよりも遊べるおもちゃを選ぶくらいがちょうどいいです。
2つ目の『平易な言葉を使っている教材を選ぶ』ですが、アンプラクドの教材は上記の様に試行錯誤をするので、とても思考を必要とします。
なので、なるべく平易な言葉を使っている本やゲームなどを使って抵抗なく取り組めるような教材を選ぶ必要があります。
3つ目の『なるべく長く遊べる教材を選ぶ』についてです。
プログラミング的思考の一つに『創造力』がありますが、これは何度も試行錯誤した先に身につけることが出来るスキルです。
教材を選ぶときは創造力も身につけられるように何パターンも遊び方がある拡張性のある教材をおすすめします。
おすすめアンプラクド教材6選
最後に先ほどお話した3つの条件を満たしているおすすめ教材を紹介しますので、興味がある方は見ていていただけると幸いです。
アンプラクドの教材の種類は大きく3つあります。
- 本
- カードゲーム
- ボードゲーム
それぞれ見ていきましょう。
おすすめアンプラクド教材(本)
ローリーとふしぎな国の物語
10歳以上の子どもを対象としている絵本です。
絵本を通じてプログラミングやコンピューターの基本的な考え方が身に付きます。
主人公の女の子「ローリー」がユーザーランドというコンピューター科学が現実となった世界で旅をする物語。
その途中で起きる様々な課題を一緒になって解決していくことで、楽しみながらプログラミング的思考力が身に付くようになってます。
たとえば、
『すべての町に行きたいとき、どう回れば最短で回れるか?』
『「筋が通っていること」と「合理的なこと」はどんな違いがあるか?』
『「一番いいやり方」を探すのが難しい時、ほかにどんな選択肢があるか?』等です。
一見想像しているより、易しいと思われる方もいらっしゃると思いますが、論理的に物事をとらえて、問題解決するというプログラミング的思考力の基礎的な力は十分伸ばせます。
これを読み進めていって、もしお子様がプログラミングに興味を持ち始めたら次のステップ(プログラミング)に進めましょう。
アルゴリズムえほん (1) (プログラミングを学ぶ前に読む アルゴリズムえほん)
第20回学校図書館出版賞を受賞した小学校低学年向けの絵本です。
絵本を通してプログラミングの基本的な考え方を体験できます。
この絵本を読むと、プログラミングの基本的なアルゴリズムについて感覚的に理解できるようになります。
アルゴリズムとはプログラミングをする上で基礎となる『処理の手順』なのですが、それについて学ぶというのもあり、少し実践的な内容です。
全4巻が発売されており、巻が進むにつれてより深くアルゴリズムを知ることが出来るようになり、特に論理的思考力が身につきます。
続巻はこちらです。
ルビィのぼうけん こんにちは!プログラミング
プログラミングの仕組みがわかる本になります。
例えば
- 短い指示(コマンド)を組み合わせて1つの目的を達成する。
- 説明が正しいかどうかを判断する。
- 規則性を見つける。
と、かなりプログラミング処理の基礎的なところを学ぶことが出来ることができます。
プログラミングを『作って』、『それが正しいかテスト』をして、『問題があれば修正』するというかなり実践的な内容になっています。
これが理解できれば、実際のプログラミングへの移行もスムーズにできますね。
また、この本の特徴として前半は物語、後半は問題とINPUT・OUTPUTのバランスが良いので、学んだことを確実に定着できるようになるのもポイントです。
おすすめアンプラクド教材(カード・ボードゲーム)
Robot Turtles(ロボットタートルズ)
4歳以上を対象としています。
ロボットタートルズはgoogleのプログラマが開発した家族で一緒に遊べるボードゲームになります。
遊びながら論理的思考力だけではなく、プログラミングに必要なデバッグというスキルも身につきます。(デバッグ:思考錯誤しながらゴールに向かっていくスキル)
内容はカメが宝石までたどり着くまでの道のりを命令カードを使ってプログラミングしていきます。
しかし、その道のりには障害物があるのでそれを回避したり、命令が間違っていたらデバッグして修正をしてゴールまでたどり着きます。
このゲームの最大の特徴は、プログラマーであるプレイヤー(子ども)は、直接カメを動かすことはできず、必ず大人がPC役としてプログラミングにしたがってカメを動かすというルールになっていることです。これは間違ったプロセスを明確にすることで、子どもの論理的思考を確実に育てるという発想に基づいています。
2-5人まで遊べるので、家族で遊べばお子様も楽しみながら学習出来ますね。
シンクファン (ThinkFun) コードマスター (Code Master)
NASAの仮想現実(VR)のプログラマーが考案したプログラミング的思考が身につくボードゲームです。コーディングの考え方が習得できるボードゲーム。指定された条件でゴールまでの道を導き出し問題解決力や論理的思考を育むコーディングを実行します。
キャラクターを動かしてゴールまで導くのですが、その為にあいくつか条件を満たしていく必要があります。この条件を満たしてくように考えることでコーディングの基本的な考え方、問題解決力、論理的思考が身につきます。
コーディングの基本的な考え方とは『分岐』や『繰り返し』などです。
難易度易~難まで計60コースありますので長く楽しみながら遊べますね
コリドール・キッズ
5歳から遊べます。
ネズミと同じ色のチーズが置いてある向かい側まで自分のネズミを進めていきます。
最初に自分のチーズにたどり着いた人の勝ちのゲームで、1ターンごとに『ネズミを1マス進める』or『他プレーヤの進路を妨害する』か選べます。
順調に進んでいても相手から妨害を受けるとものすごく遠回りさせられます。
このゲームは対戦ゲームなので、論理的思考、問題解決力はモチロンですが、戦略的思考も身につけられるのが特徴です。
最後に本格的にプログラミングを学ばせたい方は教室やオンラインスクール(通信講座)を検討することをおすすめします。
■プログラミング教室はこちらになります。
■プログラミングの通信講座はこちらを参考にしてみて下さい。