こんにちは JAYLOGです。
前回は基本情報技術者試験(基本情報)を受験するにあたり合格するために必要な準備について自分の体験談をもとに説明させていただきました。
今回は基本情報の受験をするときのポイントについて説明します。
基本情報技術者試験(基本情報)の概要

IT業界で働くために必要な基本的な知識を持っているか確認するためだよ
基本情報技術者試験は経済産業省が主催する国家試験の一つです。
おもにプログラマやシステムエンジニアなどITに従事する人またはこれから従事しようとしているに人達が受験する試験です。
IT業界で働くために必要な基本的な知識を持っているか、情報処理に必要な論理的な考え方ができるかを試される問題が出題されます。
受験者層と合格率

出来れば社会人4年目までにとりたいね。
春季、秋季合わせて約15万人程度申し込んでおり、そのうち約70%程度の(12万)人が受験しております。
情報処理資格系では最も受験者数が多くポピュラーな資格といえます。
受験者層はソフトウェア業・情報処理サービス業・大学生・専門学生で6割程度を占めております。
(残りの3割は無職・不明の方々です。)
受験者の平均年齢は26歳となっており、分布的には19-27歳くらいが多いかなという感触です。ですので、おおむね大学生から社会人4年目くらいの受験者が多いです。
一方合格率については応募者数に対して18%,受験者数に対して25%となっています。
合格者層・平均年も応募者と同じでした。
ですので遅くても社会人4年目までには取得したい資格ですね。
また、大学生で取得できればIT業界に就職するときのアドバンテージになります。
基本情報技術者の試験構成

午前と午後に分かれてどちらもマークシート方式なんだ
基本情報技術者試験は午前、午後の2部に分かれております。
問題数や構成については下記になります。
午前/午後 | 出題形式 | 問題数(問) | 時間(分) |
---|---|---|---|
午前 | マークシート | 80 | 150 |
午後 | マークシート | 11 (うち5問を選択) | 150 |
次に出題範囲です。
午前についてはテクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系から出題されます。
午後については下記から出題されます。
・コンピュータシステム
・情報セキュリティ
・データ構造及びアルゴリズム
・ソフトウェア設計
・ソフトウェア開発
・マネジメント
・ストラテジ
本来であれば細かいところまで定義されているのですが、書いたらきりがないので割愛します。
合格についてですが、午前の得点が60%以上かつ午後の得点が60%の場合のみ合格になります。
午前問題攻略のポイント

いかに時間を作るかが大事なんだ
1問あたり2分もかけられないのであまり考えている時間はありません。
時間との勝負になります。
時間配分としては。。。
時間(分) | やること |
---|---|
80 | まず1巡回答する。 |
50 | 分からなかった問題を解く |
20 | 最終確認をする |
問題を解いていく際は下記をポイントに試験を受けるといいと思います。
ただ、基本情報の出題内容は過去問と類似しているので、前回の説明を参考に勉強すれば大丈夫です。
・分からない/悩む問題はすぐに飛ばして時間をかけないようにする
・悩む問題は消去法で選択肢潰していく
・論理演算/データ構造/アルゴリズム系は後回しにする
分からない/悩む問題はすぐに飛ばして時間をかけないようにする
『1巡目を早く終わらせる』ことが後のアドバンテージを作り出します。
アドバンテージを作り出せれば、分からない問題に時間を割くことができるようになり、高得点が望めます。
そのアドバンテージを作るためにも分からない問題、時間がかかりそうな問題は飛ばして後回しにする必要があります。
悩む問題は消去法で選択肢潰していく
悩む問題や考えて回答する問題は消去法で選択肢を潰していけば残ったものが正解であることが多々あります。(笑)
確定的な回答が選択できなくても、「常識的に考えてこれはあり得ないな」とか
「これとこれの選択肢だったらこっちの方がマシだな」とかこんなレベルでも正解が導けることが多いです。
論理演算/データ構造/アルゴリズム系は後回しにする
これは、時間がかかるかつ出題数が少ないものに回答するのは生産的ではないため、あらかじめ飛ばしてしまうのも手です。
午前は全体の60%取れればいいということは、40%は捨ててもいいということになります。(実際は75%取って25%捨てるくらいがいいとおもいます)
計算ミスなど誘発して間違った答えを出すぐらいなら確実に取れる問題を確実にとるようにしたほうがいいですよね。
午後問題攻略のポイント

全体を見渡して問題を選び、どのくらい時間を掛けるかを決めるのが大事
午後については比較的時間に余裕があると思います。
ただ、問題間によるレベルの差があるのでどれを選択するかによってとれる点数が変わってきます。
・全体を見渡してどの問題を解くか決める
・あらかじめ時間配分を決める
・問題文や問題から回答を導く
全体を見渡してどの問題を解くか決める
まず午後試験開始直後に問題全体を見渡してどの問題を解くのかを決めます。頭から解いていくと選択問題の難易度を考えることが出来ず非常にパフォーマンスが落ちます。
あらかじめ時間配分を決める
解く問題を決めたら次は時間配分を決めます。ここでも100分程度で1巡するようにして、各問題に時間を振り分けて行きます。
各問題で設定した時間を過ぎても解き終わらなかったら、バッファ分を食いつぶしていきます。ただし、大量に残っていたら諦めて次の問題に行きます。
問題文や選択肢から解答を導く
基本情報の午前問題と違い、過去問と類似する問題は出てきづらいです。というよりも同じ問題と出会うことはないです。その前提の元に焦らないで問題文とその選択肢から解答を導いてください。私の経験上文脈からでもだいぶ解答が導き出せます。
さいごに
基本情報についてはしっかり準備しておけば難しくないと思います。後は今回お話ししたみたいなポイントを押さえて頂ければ十分合格は狙えると思います。