基本情報技術者の過去問題集を有効活用してますか??

基本情報

こんにちは JAYLOGです。

今回は基本情報技術者試験の過去問をどうやって使用していくかというお話です。

基本情報技術者試験の過去問はweb、IPA書籍など至るところで入手ができますね。

しかし、ただ闇雲に過去問題を消化しても効率が悪いです。

今回は過去問を闇雲にやっていないか?、有効活用する方法、過去問に特化した問題集を説明します。

この記事をオススメしたい読者は。。
・基本情報の前提知識がない人
・過去問を効率よく使いたい人

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過去問を闇雲にやっていないですか?

過去問の目的は弱点の発見や知識の習得の為に必要。闇雲にやるとこれらの目的が達成できなくなってしまう。

基本情報技術者試験の攻略として『過去問を解く』という勉強法を紹介されたりしております。

基本情報技術者試験の午前問題は過去問と同じような問題が出題されるので一理あります。

過去問は試験合格への強力なツールである一方で使い方、タイミングを間違えると逆効果にもなってしまいます

下記に当てはまる場合は、闇雲に過去問題を解いている可能性があります。

前提知識がない状態で使用する

前提知識がない状態で過去問を解くのは危険です。

なぜなら問題を解いても身に付かないからです。例えば正解だったとしても感覚で回答していたら次にまた正解できるとは限らないからです。

また、過去問から弱点を見つけて補強することもできません。

つまり、再現性が無く、弱点傾向が見つけられないので今後の学習計画が立てられません。

これに該当する方は下記を参考に前提知識の習得を優先してください。

特に用語集と参考書のところがポイントになります。

必要な問題とそれ以外の問題が混同する

過去問は本来であれば、知識の習得や弱点のあぶり出しに必要なツールです。

しかし、過去問を漠然と解いてはその分類が出来ませんし、不要な問題を解く事により時間も無駄に使ってしまいます。

例えば、不要な問題とは下記のようなものを指します。

  • 消去法で簡単に解答を選べる問題
  • 常識的な判断で回答できる問題
  • 既にその分野において8割方マスターしている問題

1つ目と2つ目については知識を求められない問題です。こういう問題は本番でも正解が取れる確率が高く、わざわざ学習段階で解く必要もないです。

また、こういう問題から弱点のあぶり出しも出来ないです。

3つ目は既にマスターしている分野の問題を何回も解いたとしてもそれ以上の知識の習得は困難になるからです。

一般的にある分野で、7〜8割取れる様になれば次の苦手分野に入った方が効率がいいです。

しかしその判断は試験問題に精通している人でないとできません。

何故間違えたかわからない

例えば問題に対して回答しかないものがあります。

例えばIPAの過去問がそうです。無料で手に入る反面、解説がないというトレードオフの関係になってます。

この様な過去問を使うと『何故間違えたか』という理由が分からない、もしくは調べるのに凄く労力が掛かるので良くないです。

これらの問題集を有効的に使えるのは、有識者の人で、初心者の方は上記の理由からやめた方がいいです。

初心者の方であればまずは解説付きの問題集にした方がベターです。

頻出とそうでない問題を区別していない

限られた時間の中で学習をする為には分野毎に学習時間の濃淡をつけなければ行けません。

例えば、頻出かつ重要な分野であれば何がなんでもやり遂げないといけません。

しかし、頻出でなければ時間を割かないもしくは勉強しないという判断ができますね。

頻出問題を解く事は合格に影響を与える重要な知識の確認になります。

しかし、頻出かどうかは何年も過去問を研究しないと分からないので素人には困難だと思います。

その為問題集が必要になります。

過去問を有効的に使う為には

一問一問丁寧に繰り返し解く事が大事なんだね。

問題集を有効に使う為にはこんな事に気をつける必要があります。

  • 常に『何故』を考える
  • 問題集をいくつも買わない
  • 繰り返し解く
  • 解説を見てもわからない時は参考書へもどる

常に『何故』を考える

問題を解いた時に『何故』これが正しいかを考えましょう。

自分の解答が間違えていたら『何故』間違えたかを考えましょう。

漫然と問題を解いて答え合わせをしてしまうと結果のみに目がいってしまい、点数で一喜一憂してしまいます。

しかし学習段階で重要なのは答えを出したプロセスです。

間違えていたらそのプロセスが間違えています。

プロセスとは考え方や知識を指します。

何故を考えるとプロセスに意識がいくので弱点のあぶり出しにも役に立ち問題集を有効活用できます。

問題を解く時は『何故』を考えるようにしてください。

問題集を1つに絞る

使う問題集は一つに絞りましょう。

その問題集を最大限活用して知識の習得、弱点のあぶり出しをしてください。

いくつも問題集を使う必要がない理由についてですが、まず、同じような問題を何回も解く事になるので効率が悪いからです。

また、解説も問題集によって微妙にズレてしまいどちらを支持するかの判断が面倒になるからです。

しかし、自分の弱点を集中して克服する為に別の問題集を買うのはとても大事ですので積極的に購入しましょうね。

繰り返し解く

ここでいう繰り返し解くとは『間違った問題』、『自信のない問題』を繰り返し解くという意味です。

繰り返し解くと『どんな知識が必要だったか』、『自分はどんな問題が苦手か』わかります。

その問題を繰り返し解いていく事で弱点補強にもなります。

解説を見てもわからない時は参考書へもどる

なるべくなら問題集の解説で済ましたいところですが、何度か解説を読んでも分からない問題が続くのであれば、一度参考書に戻りましょう。

というのもその状態が続く場合、前提となる知識が習得出来ていない可能性が高いからです。

もし、この様な状態であれば一度参考書に戻る勇気も大事です。

過去問として使える問題集とは

価値のある問題が多いのと、解説が丁寧なものであればOK

前提知識がある方であればIPAの過去問をダウンロードしてしまってもいいと思います。

しかしそれ以外の方であれば下記を軸にして過去問問題集選びをしてみてはいかがでしょうか?

  • 解説が丁寧
  • 頻出問題に重点を置いている
  • 知識を得るのに必要な問題に重点を置いている

1つ目は間違えた問題に対して『何故』というアプローチをする時に必要なエッセンスです。

2つ目、3つ目はなるべく不要な問題を減らして必要最低限で学習する為に必要なエッセンスです。

これらを満たした問題集を下記に記載します。

これらの問題集を有効活用した上でIPAの過去問のうち直近3回分を腕試しとして使えば試験準備としては問題ないです。

基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集

私が一番おススメする問題集です。

過去4回分の試験問題が誌面に収録されておりまして、それ以外の問題はPDFで入手可能です。

この本は左に問題、右に解答という構成になっているので、自分の回答が正しいかの答え合わせがすぐにできます。例えば問題と解答が別ページになっていると、答え合わせの時に問題と解答を往来する必要があるので、結構面倒ですよね。

これは見開き完結型なのでとても勉強しやすいです。

解説も丁寧でわかりやすく理解が容易です。

基本情報技術者 午後試験対策書

午後対策の問題集になります。

午後問題を回答するのに必要な知識を午前問題より選定して予備知識として開設しているので、午後問題にスムーズに入れます。

また、頻出問題にも重点を置いているので、『頻出問題』、『知識問題』という点においてはとてもいい書籍です。

特に必須問題である『情報セキュリティ』、『アルゴリズム』には力を入れていて詳細な説明をしております。

情報処理教科書 出るとこだけ! 基本情報技術者 テキスト&問題集

頻出問題にターゲットを絞って構成された問題集です。

その為、問題の質が高くこれをやることで効率よく試験対策が出来ます。

解説も丁寧なのでとても間違った問題があったとしても『なぜ間違えたのか』ということが分かるようになっています。

頻出用語と頻出問題が紐づけているので、問題を通して知識の習得もできます

ただし、午前問題に重きを置いているため、午後問題は別の本を追加で購入した方がいいと思います。

もし午後のプログラミング関係で弱点補強用の対策をお考えであればこちらが参考になります。

さいごに

いかがでしたか?

問題集は闇雲に解いてはいけないこととどうやって問題集を有効活用するかについて説明しました。

最後には問題集に必要なエッセンスを定義してそれに満たす問題集をご紹介させて戴きました。

問題集の選択は基本情報技術者試験の合否に大きく影響をさせるものになります。

本記事が問題集の有効な使い方のお役に立てれば嬉しいです。

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