こんにちは JAYLOGです。
今回は基本情報技術者試験のアルゴリズム対策を捨てると結構キツイよというお話です。
基本情報技術者試験の学習時間が確保できない、どうしても苦手だという理由から捨てるという選択肢を考える事があります。
でも、基本情報技術者試験に合格するのであれば一つの分野を切り捨てる事はそれ相応のリスクが伴います。

本記事で提供できる情報は。。
・基本情報の午後問題であるアルゴリズム対策を切り捨てることによるリスクが分かります。
・必要最低限の対策が分かります。
基本情報技術者試験でアルゴリズム対策をしないリスク

1番のリスクは他の分野で高得点を取らないといけないことかな。
基本情報技術者試験の午後問題であるアルゴリズム対策を切り捨てる事のリスクをまず理解した上で捨てるかどうかの判断する必要があります。
アルゴリズム対策を捨てるリスクは2つあります。
切り捨てた分の点数をどこで補うか
アルゴリズムは午後問題の配点の中で25点を占めます。
つまり、全体の1/4を占めることになります。
また、必須問題でもあります。
その為、全く対策せずに受けた場合、他の分野へのしわ寄せはかなり大きくなります。
下記シミュレーション結果です。
(単純計算であり本番の場合は点数調整が入る可能性がありますので、参考値としてみてください。)
アルゴリズム得点率 (%) | 他の分野でカバーするべき得点率 (%) |
---|---|
0 | 80 |
25 | 72 |
50 | 63 |
100 | 47 |
結果を見て頂くと分かると思うのですがアルゴリズムの得点率が25%未満だと全分野70%以上取らないといけなくなります。
しかもプログラミングも70%以上取るとなると逆に大変に感じると思います。
一分野捨てた分のリカバリーはかなり大変であることが分かると思います。
プログラミング問題への影響
基本情報技術者試験の午後問題であるプログラミングはアルゴリズムの考え方への理解が必要となります。
(アルゴリズムを理解できているとだいぶプログラミング対策が楽になります。)
これを踏まえるとアルゴリズムを捨てる事はプログラミング対策の難易度が上がるというデメリットあります。
もしアルゴリズム対策の必要性を感じたら

習うより慣れろで空き時間に本や参考書を読もう。
アルゴリズム対策を捨てた時のリスクを知ってやはり必要性を感じた方に向けて対策の概要を書きます。
まずは参考書を読む
まずは参考書を読んでアルゴリズムに対する理解をしましょう。
読み込むことで、解答の勘所ができてきます。
また、プログラミングの下地も出来まますのでオススメです。
もし参考書を読んでも分からなかったら下記書籍を空き時間に読んで慣れていくのがオススメです。
うかる!基本情報技術者(午後アルゴリズム編)
この本は身近なものからストーリーを展開してアルゴリズムを教えてくれるため、初心者でも取り組みやすい一冊です。
プログラムやロジックがイメージしやすいように図表をふんだんに使ってます。
また、本試験の過去20回分の過去問が動画解説されているため、過去問でアルゴリズムで間違えた問題で分からなかったものがこの動画を見ることで分かるようになります。
上記にも記載しましたが、アルゴリズムを理解するためには図や表、フローチャートがないとなかなか理解できませんので、過去問題を動画で解説してもらえるのは理解の向上につながります。
アルゴリズムの勉強が初めてな人や詰まっている人に最適な一冊です。
基本情報技術者試験のアルゴリズム問題がちゃんと解ける本
先ほどはアルゴリズムをまずは理解するという趣旨ですが、この本はどちらかというと基本情報技術者試験のアルゴリズム攻略に特化した本になります。
アルゴリズムを理解するための疑似言語を過去問を使いながら丁寧に説明してもらえたり、解法テクニックを説明してもらえる、試験対策としては活用度は高いです。
この本のお面白いところはトレース(アルゴリズムの処理を追う)の学習もふんだんに取り込まれているため、アルゴリズムだけではなくjavaやC言語などのプログラミングの問題にも応用が利くと思います。
この本はなるべく短時間に基本情報技術者試験の得点を上げたいという方にお勧めです。
アルゴリズムをはじめよう
これは資格だけでなく実務にも適用できる本です。
アルゴリズムの中でもプログラマが最低限知らないといけないアルゴリズム定石が記載されている本です。
一つ一つの定石を丁寧にフローチャートで記載されているので、置いて行かれる心配もありません。
また、読み物としてもいいので、空き時間でアルゴリズムの学習ができます。
一見、試験対策用には見えませんが、未経験者~プログラマまで広くカバーできているのが本書の強みになります。
資格だけではく取得後もプログラミング学習などプログラムに関わりたい方には必携の1冊になります。
慣れたら次は問題集をときましょう。
また、下記に対策もあるので参考にしてみて下さい。
やっぱりアルゴリズム対策を捨てるなら最低限やるべき事

他の分野で8割とることと、とりあえずアルゴリズムを解答することだね。
もし、アルゴリズム対策を捨てるリスクはを知った上で考えが変わらないのであれば最低限やったほうがいいことがあります。
解答欄は埋める
本試験ではアルゴリズム以外に時間をかけて余った時間でアルゴリズムを解きましょう。
選択肢を見て消去法で行くだけでも0点は免れるかもしれません。
お昼休み中に付け焼き刃をする
他の分野の試験対策が万全であれば、お昼休みに参考書のアルゴリズムを一通り眺めてみましょう。
もしかしたら解けるかもしれません。
他の分野の試験対策を万全にする
これは基本情報技術者試験に合格する為の必須条件になります。
他の分野も十分に対策ができていなかったらそもそもこの戦略は破綻しています。
午後対策についてはこちらにありますのでぜひその他の分野対策に役立ててください。
さいごに
いかがでしたか?
今回は基本情報技術者試験のアルゴリズムを捨てるリスクと、捨てる場合、捨てない場合の対策をそれぞれ説明しました。
アルゴリズムはプログラミングへの前段かつ、必須問題であるので出来れば対策した方が良いです。
しかし、どうしても苦手である時、学習時間の都合上手が届かない場合は思い切って切り捨ててしまうのも手だと思います。
しかし、捨てた分、他の分野でリカバリが必要になる事は忘れないでください。