こんにちは JAYLOGです。
今回は基本情報技術者試験に向けて必要な勉強時間と独学での勉強法についてお話しします。
勉強時間も全体の流れについても人それぞれな点もありますが、始めて基本情報技術者試験を受ける方はこれらについて最初は戸惑いますよね。
今回は大まかな流れを説明しますので、ご自身の学習計画を立てる際のベンチマークや参考としてご利用下さい。

本記事をオススメしたい読者は。。。
・独学で合格を目指す人
・学習計画を立てようとしている人
・基本情報初受験の方
基本情報取得までに必要な学習時間
基本情報技術者の勉強時間ですが、一般的には経験者で60〜100時間、未経験者で120〜200時間と言われています。
参考までに日商簿記3級が未経験者において100〜120時間と言われているので、同じ基本レベルの資格でも基本情報の方が時間がかかります。
学習に必要な参考書は下記にあります。
経験者・未経験の定義
経験者と未経験者の定義については下記を想定しています。
経験者:ITの実務経験があり下記のいずれかの用語は一通り理解できているかつ、その他は何となくイメージは出来る人
・アプリケーション構築
・サーバ構築
・ネットワーク構築
・プロジェクトの推進(工程や品質管理など)
未経験者:IT実務経験が無く、上記に関わる用語がわからない人
これをベースに事項から説明したいと思います。
試験の申し込みについて(共通)
そもそもこれをしないと受験ができません。
ですので、受験を考える際に試験の申込期間を必ず確認してください。
目安ですが、春期の場合は1月中旬くらいから2月の上旬まで秋期の場合は7月の中旬から8月の上旬までが申込み期間です。
また、申し込み方法はインターネット申し込みと願書郵送申し込みがありますが、インターネットのほうがその場で決済ができるので、いいと思います。
経験者の学習スケジュール
まずは経験者の学習スケジュールです。
学習時間は平均を取って80時間を想定しています。
また、週8時間の学習時間を想定しております。
順調にいけば10週間の計算ですが様々な事情で思い通り行かない場合もあります。
ですので余裕を持って12週間でのスケジュールを計画してみます。
春期であれば1月上旬開始の3月末終了で4月の第3週テスト実施
秋期であれば7月上旬開始の9月末終了で10月の第3週テスト実施位のスケジュールで考えています。
それでは見ていきましょう。

No.1:過去問を解く
まずは過去問を解くことで現在の自身の実力と今後の勉強計画を立てていきます。
テストとしては直近3年以内であればどれでもいいと思います。
テストを実施した結果、点数が高ければいきなり問題演習に入ってみたり、点数が低ければNo2のタスクの時間を増やしたりといった調整をしてもいいと思います。
No.2:参考書を読み込む①
参考書は最初から熟読していくとどこかで詰まったときに抜け出せなくなる恐れがあります。
そのため、浅く読みつつ回数を増やすという意識で進めていきましょう。
ここでいう浅くとは『わからないことがあっても気にせず読み進めていく』ということです。
まずは、一通り読み進めていって全体を把握します。また、苦手そうな分野とそうでない分野を分けてもいいと思います。
No.3:参考書を読み込む②
ここでは各章を読み進めていって理解度を高めていきます。
読み進め方は先ほどと同じ要領でいいと思います。
No.4:参考書を読み込む③
章末問題を中心にさっと解いていきます。
答え合わせをして間違えたところを中心に参考書を読み込みます。
No.5:問題集を解く
ここからはアウトプットのフェーズになります。
ひたすら問題集を解いていきます。答え合わせをするときに、『確実に解ける』『正答だけど不安』『間違えた』に振り分けていて2週目以降『正答えだけど不安』『間違えた』問題を『確実に解ける』問題に導いていきます。
つまり、時間を効率的に使うために1回『確実に解ける』問題は解く必要がないという考え方です。
No.6:過去問を解く
基本情報技術者試験の実際の時間に慣れたり、時間配分を検討するために、過去3回分を目安にを時間を測って解いていきます。
過去問は直近3回を実施してほしいです。(テスト傾向もあるため)
ここで80%位取れていれば問題ないと思います。それより低い場合は必要に応じて追加で過去問を解いていってもいいと思います。
No.7:総仕上げ
弱点や不安な分野を補強します。弱点や不安な分野を補強します。
未経験者の学習スケジュール
次に未経験者の学習スケジュールです。
学習時間は平均を取って160時間を想定しています。
また週10時間の学習時間を想定しております。
経験者の章と同様に順調にいけば16週間ですが20週間でスケジュールを計画しています。
経験者とほぼ同じタスクについては概要だけ記載します。
学習の期間は
春期であれば、11月開始の3月末終了で4月の第3週テスト実施
秋期であれば5月上旬開始の9月末終了で10月の第3週テスト実施位のスケジュールで考えています。
それでは見ていきましょう。

No.1:過去問を解く
ここでは経験者の場合と違って、試験問題の雰囲気をつかむために実施します。
ですので、点数は気にしなくていいです。
No.2:参考書を読み込む①
まずは一通り読み進めていきます。経験者のところでも言及しておりますが、回数をこなしていく必要があるので、わからない単語は流してしまっていいです。
No.3:参考書を読み込む②
2回目に関しても1回目と同様でいいのですが、わからない部分を洗い出しておきます。
また、余裕があれば事前に用語集などで用語を調べるのもいいです。
No.4:参考書を読み込む③
わからない部分や用語をスポットを当てて学習していきます。
ここで理解度が上がっていれば後のタスクが楽になってくると思います。
No.5:参考書を読み込む④
章末問題を解いて、間違った所を再度勉強します。
No.6:問題集を解く
経験者の場合と同様に『確実に解ける』『正答だけど不安』『間違えた』に振り分けていて2週目以降『正答えだけど不安』『間違えた』問題を『確実に解ける』問題に導いていきます。
No.7:過去問を解く
経験者の場合と同様に実際の時間を測って解いていきます。
80%を目指すようにしましょう。
No.8:総仕上げ
弱点や不安な部分を中心に補強をしていきます。
さいごに
いかがでしょうか。始めて基本情報技術者試験を独学で受ける場合はどうやって計画を立てるかわからないと思います。
ガムシャラにやるのもいいですが計画を立てる事で時間に自分の進捗もわかります。
進捗がわかる事で余裕があれば他のこともできたりしますし、遅れていればリカバリも検討できます。
学習計画の役に立てば幸いです。
それでも学習計画が立てられ無ければスクールの紹介も別でしてありますので検討してみてはいかがでしょうか。