こんにちは JAYLOGです。
今回は超多忙な社会人がどうやって基本情報技術者試験を勉強していくかというお話です。
今働き方改革が推進され、残業時間の抑止のために色々な施策を企業が行っており、少しずつその効果が出てきているという状況。
とニュースなどでは取り上げられておりますが、実際は短納期のプロジェクトや要員不足により稼働が上がっているプロジェクトなどがあったりしますね。
ですので思ったより残業時間が減らせていない会社も多いです。
本当は資格の学習に時間当てたいが、業務が多すぎてその時間も割けない方にどうやって限られた時間で成果を出していくかをお伝えできればと思います。
私も基本情報技術者試験を受けた当時同じような状態(今も変わらずですが。。。)でしたので、参考にしてみてください。

この記事をオススメしたい読者は。。
・多忙だけど基本情報に合格したい社会人
スキマ時間を使いましょう

スキマ時間は15~30分くらいのちょっとした時間に学習すること。
デメリットはこの時間からはみ出る学習には効率が下がるので向いていないとことだね スキマ時間は15~30分くらいのちょっとした時間に学習すること。
向いているのは問題を解く、暗記、復習の3つだ。
基本情報技術者試験の学習時間は未経験者で120~200時間、経験者で60~100時間かかるといわれております。
また、学習時間はまとめて取った方が効率はいいですのですが、多忙な社会人はそのまとまった時間が取れないため、学習を断念してしまうパターンがあります。
しかし、まとまった時間が取れなくてもスキマ時間を有効活用すれば十分合格を狙うことが可能になります。
基本的には下記の方針で進めていけば問題はないです。
この学習方法をスキマ時間も有効に使って消化していきましょう
スキマ時間とは?
スキマ時間とは電車の中であったり、待ち合わせの時間、お昼の余った時間、寝る前などの15~30分くらいの時間を指しています。
また、机に向かっていないという特徴もあります。
スキマ時間も塵も積もれば山となり一日30分から1時間を捻出することが出来ます。
スキマ時間学習法のデメリット
スキマ時間学習法は普通の学習法と違って下記のようなデメリットがあります。
- 復習の回数を増やす必要がある
- インプット型の学習には向いていない
- 時間を意識した過去問学習には向いていない
『復習の回数を増やす必要がある』はスキマ学習は知識が断片的になりその知識と知識の関連性を紐づけるためには復習を増やす必要があります。
『インプット型の学習に向いていない』は学習の区切りが学習内容ではなく時間に依存しています。
そのため、キリのいいところまで学習出来ない事があります。
『時間を意識した過去問学習に向いていない』は本番を想定して時間を測って過去問1年分を解くのですが、もちろんスキマ時間内で済むものでは無いので向いていません。
スキマ時間学習法にFITしているもの
FITしているのはアウトプット型の学習です。
具体的には、下記を指します。
- 問題の解答
- 用語の暗記
- 復習
『問題の解答』とは基本情報は午前、午後ともに選択式の問題であるため紙に書きだす必要がありません。
また、1問の解答時間も1分から2分くらいのため、スキマ時間でも十分対応できます。
『用語の暗記』も適しています。
インプットをしている過程で覚えるものを抽出して、スキマ時間に何度もアウトプットしていきます。
1つ1つの区切りがとても短いため、キリのいいところまでできます。
『復習』は学習したものの要点をおさらいしていくため1つ1つのテーマが短く、これもスキマ時間に向いています。
復習はどこでもできて、トイレの中でもできるので便利です。
どうやって進めるのがいいのか(午前編)
スキマ時間学習の概要と向き不向きがわかった所で次はどうやって進めていくのかという話です。
ステップ1.基礎知識の習得
まずは基礎知識の習得をしましょう。
これはスキマ時間、まとまった時間問わずです。
スキマ時間に用語の暗記をしてまとまった時間で参考書を読む様にしましょう。
知識が無いとアウトプットをしても意味がないのでなるべく早い段階で行います。
ステップ2.午前問題集を解く
スキマ時間を使って参考書や問題集の午前部分を解きます。
または解説付きのものであれば過去問までもいいでしょう。
一つのスキマ時間の塊を問題を解く時間、解答を確認する時間という様に1つの作業に集中する様にしましょう。
1つの塊に解く時間、回答する時間をまとめてしまうと効率が下がってしまいます。
もし、まとまった時間が取れるのであれば、スキマ時間に問題を解いてまとまった時間に解答の確認をするともっと効率よくなります。
また、数学など計算が必要なものもまとまった時間でやる必要があります。
目標は過去問が70〜80%の正答率が取れる様になれば概ね問題ないです。
どうやって進めるのがいいのか(午後編)
午前編で基礎知識を身につける事が出来たら次は午後編です。
午後編ではスキマ時間でやれるもの、スキマ時間では出来ないもの(やらない方がいいもの)がはっきり分かれるので注意しましょう。
ステップ3.アルゴリズム、プログラミング以外の問題を解く
まずはスキマ時間で対応できる問題を解いていきます。
これは、アルゴリズム、プログラミング以外の問題を指しています。
要領は午前と一緒でスキマ時間で解答してまとまった時間で解答確認をします。
使う問題集は一つに絞りましょう。
ステップ4.アルゴリズム・プログラミングの問題を解く
アルゴリズム、プログラミングの問題に関しては、スキマ時間で解いていくのは困難です。
ですので、まとまった時間でまずこれらの問題を解き、解答の確認をします。
解答の確認をする中で要点をまとめてスキマ時間で復習していきます。
もしくは、スキマ時間で再度同じ問題を解いていくのもいいでしょう。
2回目なので、1回目よりかは解答時間が短縮されます。
スキマ時間で問題を解くときは計算問題は式だけ思い浮かべて実際の計算をしなくてもよいということです。
頭の中で計算をしてもいいのですが、できないことが多いと思いますので、解答をどうやって導出していくかが分かれば割り切ってしまっても問題ないです。
このようにすることで、アルゴリズム・プログラミングのコツを押さえていきます。
このような学習をする場合は、そもそもの学習時間が確保できないという課題がある為、選択するプログラム言語は自身が取り扱っている言語または、表計算にした方が賢明です。
スキマ時間学習で気を付けてもらいたいこと

まとまった時間の学習が必要なのと紙に書き出して解く問題には気を付けて。
スキマ時間の学習で気を付けて頂きたいことが二つつあります。
スキマ時間だけでは最低限の学習時間が取れない可能性がある
基本情報の合格には冒頭に書いているように最低限の学習時間が必要であるため、スキマ時間の学習だけではその時間を満たせない可能性があります。
スキマ時間+まとまった時間で最低限の学習時間は確保しましょう。
計算問題やアルゴリズム・プログラミングの学習には向かない
これらの問題は紙で書き出さないと解けない問題はスキマ時間には向いていないです
ですので、問題を解くという行為はまとまった時間にやりましょう。
その復習や解答導出までのプロセスを解くというところはスキマ時間を使うようにしましょう。
さいごに
いかがでしたか?
今回はスキマ時間を使った学習方法について概要と実際の学習方法について説明しました。
その後、スキマ時間の気を付けるポイントを記載しました。
スキマ時間を使う上でななるべく時間のかからないテーマを選んでいくのも重要なポイントになりますので、活用してみてください。
また、スキマ時間で進めていくのであれば、効率性を強く考えていかないといけないので、使う問題集については下記のものしかないと思います。
情報処理教科書出るところだけ!基本情報技術者
というのはこの本は解説が丁寧なのはもちろんですが、問題と解説が見開きで完結しているため、解答を探すのに手間がかかりません。
その為、スキマ時間でも集中力は落ちないというメリットがあります。
検討してみてください。