基本情報の午前問題で計算問題はどのくらいの割合??(苦手な人向け)

基本情報

こんにちは JAYLOGです。

今回は基本情報技術者試験で苦手とする人が多い午前問題の計算問題がどのくらいの割合で出題されているか・何問出題されているかというお話です。

計算問題を苦手とする人が多いので、できれば避けて通りたいのですが、どのくらいの割合で出題されるか、何問くらい出題されるかわからないと対策する必要があるかどうか判断しづらいですよね。

今回は計算問題を苦手とする方々にそんなことをお伝えしたいと思います。

本記事のを読むメリット。。
・基本情報技術者試験における計算問題の比率の目安と分野がわかるので、どこまで計算問題の対策をたてるかを判断できるようになります。

スポンサーリンク

基本情報技術者試験の午前の計算問題の印象

基本情報技術者試験の午前の計算問題って結構解いててしんどいですよね(苦手な人も多いですよね)。難しいのはもちろんですが出題される桁数も10の何乗という場合もあれば、そもそも10進数じゃなかったりして。。。

かといってその大変さを乗り越えて計算して答えを出したはいいが、結果、計算ミスをしている。。

と、計算問題は他の知識問題や処理に関する問題と比べて取り組みづらい割には結果を出しにくい問題です。

だから苦手な人が多いのもうなずけます。

計算問題はどのくらいの割合、何問位出題されるのか 

計算問題の割合は5~17%で何問出題されるかは4~14題出題されるよ。

基本情報技術者試験の午前問題で出題される計算問題の割合は平均で10%です。

出題数のばらつきを考えると出題の割合のレンジは5%~17%だと思っておくと安心です。

では、何問出題されるかというと、午前問題の出題数は80問なので4~14題出題されることになります。

この計算問題の出題数は午前問題にどのくらい影響を与えるのかを試算したのが下になります。
(結論も書いているので、読み飛ばしても大丈夫です。)

※午前問題をパスするために余裕をもって70%(56問)を得点することを前提としています。

・計算問題の出題割合が5%(4問)の場合

計算問題の正答率(正解数)計算以外での問題で
70%に必要な正答率(正解数)
0%(0問正解)73%(56問正解)
50%(2問正解)71%(54問正解)
100%(4問正解) 68%(52問正解)

・計算問題の出題割合が10%(8問)の場合

計算問題の正答率(正解数) 計算以外での問題で
70%に必要な正答率(正解数)
0%(0問正解)77%(56問正解)
50%(4問正解)72%(52問正解)
100%(8問正解)66%(48問正解)

・計算問題の出題割合が17%(14問)の場合

計算問題の正答率(正解数) 計算以外での問題で
70%に必要な正答率(正解数)
0%(0問正解)84%(56問正解)
50%(7問正解)74%(49問正解)
100%(14問正解)63%(42問正解)

この様に全く対策をしない場合で計算問題で得点が出来なかった場合は計算以外で最大85%も正解していかないといけません。

85%も得点を取っていくのはかなり無理ゲーです。

その為、完ぺきではないにしても計算問題の対策は必要です。

ただ、『どの分野で計算問題が出題されているのか 』『計算問題のレベル感』が分かれば対策しやすくなりますので次はこれについて説明します。

どの分野からの出題が多いか

ストラテジ系<マネジメント系<テクノロジ系の順に割合が増えていく

計算問題が何問出題されるかは分野によって異なりますが。

ストラテジ系<マネジメント系<テクノロジ系の順に出題の割合が増えていきます

一番計算問題の割合が多いのはテクノロジ系になります。(苦手な人が多い分野ですね。)

というのも、テクノロジ系には基礎理論という分野があり、その中にはビット演算や基数変換、分布などの数学の分野、ネットワークでは回線利用率、転送時間の計算がテーマとして組み込まれているからです。(計算がテーマの分野がある→必然的に計算問題が多くなる)

マネジメント系でも計算問題は出題されますが、業務で進捗表を見る機会や見積もりの経験があれば『あ~あれね』と思うようなものが多いです。

こんな問題が過去には出題されていました。

  • 開発工数
  • 要員数の算出
  • 作業進捗率
  • 工期の算出
  • 見積金額の算出

ストラテジ系については前提知識がなくてもよいもの (常識で計算できるもの) から対策が必要なものまであります。

  • 投資効果
  • 資材調達
  • ROIの計算

計算問題のレベル感はどのくらいか

何問(何割)計算問題が出題されるのか、どの分野でどのような問題が出題されるか分かったところで次に問題のレベル感についてお話ししようと思います。

・テクノロジ系

前章でも記載した通り、あまり普段使用しないため対策が必要になります。
(離散数学や応用数学であれば学生さんは接点が多い人もいるかと思います。)

でも、実は公式に数字を当てはめれば解ける問題がほとんどで難しい問題は出ない傾向があります。

ですので、根気が必要ですが、問題集や参考書を使って公式を一夜漬けでもいいから暗記しちゃいましょう。そうすれば問題は解決します!

・マネジメント系

普段から進捗表に触れる機会がある人や見積もりの経験がある人なら確認程度で対策は十分です。

もし、このような経験がなければ対策は必要になってきますが、IT業界で働く上でマネジメント系で出題される計算問題は必ず使うことになります

ですので、将来への投資だと思って学習していきましょう。

かなり実務的な問題が出題されるので、勉強していて損はないです。

・ストラテジ系

あまり普段からこのような計算に触れている人は少ないのでは?と思っています。

ですので、対策をした方がいいです。

とはいえ資材調達の問題は前提知識がなくても落ち着いて計算すれば解けますので、一度過去問を使ってストラテジ系の計算問題を解いてから対策要否を決めてもいいと思います。

さいごに

いかがでしたか?

今回は午前問題の計算問題を苦手としている人に向けて、『計算問題の割合や何問出題されるか』『どの分野から出題されるか』『問題のレベル感』についてお話しました

もし対策をしなかった場合はその他の分野で最大85%も取らないと午前問題がパスしずらくなるので、やはり対策は必要です。

テクノロジはやらないといけないにしても、それ以外の分野は過去問を何題かといてみてから対策要否を決めてもいいと思います。

本来であればやはりきちんと対策をするべきですが、計算問題が苦手であれば苦手なりに上記の対策を参考にしてもいいかもしれません。

対策を立てるのであればわかりやすい参考書が必要ですね。

参考書・問題集についてはこちらを参考にしてください。

タイトルとURLをコピーしました