こんにちは。 JAYLOGです。
今回はIT未経験、学生、他業界の方が初めて取得する資格は何がいいかというお話です。
近年まだ少数であるものの他業界や異業種からの受験者が増えております。
(対前年比約10%の伸びでした)
IT実務の経験が浅い方や未経験の方がIT資格を検討する際にまず思い浮かべるのがITパスポート、基本情報どちらかだと思います。
どちらか選択するのであれば『基本情報』をおすすめします。

この記事をオススメしたい読者は。。。
・最初にどの試験を受けるか迷っている人
・IT資格を取って就職したい人
・第二新卒として転職を考えている人
基本情報とITパスポートで迷う人
最初の資格としてITの入門編である基本情報かITパスポートのどちらを取得するか迷う人が多いと思います。
ITパスポートは取得しても評価されなさそうだし、基本情報はハードルが高そうだし。帯に短し襷に長しみたいな状態ですね。
でも、スタート地点のスキルや学習に割ける時間によって現実的にはどちらを選ぶかは決まってきます。
そこでまず、基本情報とITパスポートについていくつかの軸で評価したいと思います。
基本情報の概要と勉強方法はこれを見てください。
勉強時間の比較
基本情報の勉強時間は未経験者で120~200時間程度といわれております。
(参考までに経験者だと60~100時間程度といわれている)
これは週10時間学習できるとすると3カ月~5カ月必要です。
ということは春期に受験するとしたら、11月~1月までには準備を始める必要があります。
一方でITパスポートは未経験者で60~100時間だといわれております。
基本情報と同様に週10時間で考えると1.5カ月~2.5カ月くらいで収まります。
例えば4月に受験するとすれば1月から3月の間に学習開始すれば間に合います。
基本情報はITパスポートよりも2倍も勉強時間が必要です。
このことから考えるとIT系の資格を取るという観点においてはITパスポートの方が効率はいいです。
受験者層と合格率の比較
基本情報の受験者層は19〜26歳のレンジで合格率はおおよそ20%です。
一方でITパスポートの受験者層は17歳〜30歳くらいのレンジで合格率はおおよそ45%になります。
ITパスポートは若干年齢層が低いですが。合格率は圧倒的に高いです。
またITパスポートは他業界からの受験率も多いので、この事からもITパスポートの方が受かりやすいですね。
就職活動における評価の比較
IT業界がそれ以外がどちらを選ぶかによって評価は変わります。
というのも両者はレベルの違いはもちろんですが試験の評価目的が変わります
ITパスポートであれば『IT利活用ができる人』基本情報であれば『IT全般の基礎知識がある人』です。
つまりITの使い手としての評価目的が含まれているのがITパスポートなので汎用性はあります。
ですので、IT業界であれば基本情報をそうでなければITパスポートでも十分です。
転職時における評価の比較
この場合は第二新卒を想定しております。IT業界内の転職であれば基本情報は必須です。
IT業界外であっても基本情報の方がいいと思います。というのも、ニュースでもやっていますがIT人材不足が問題となっており、そのような業界でも採用ニーズがあるからです。
転職に興味があるかたはこちらがおすすめです。
社内における評価の比較
両者はいずれも資格奨励金の対象になっております。
ただ、金額についてはもちろん基本情報の方が多く、何度か落ちても元は取りやすいです。
また、同じ経験年数(2-3年目)において同じようなスキルを持っていれば基本情報取得者の方がアサインされやすいです。
基本情報とITパスポートどちらを取るか
資格取得までの道のりを考えるとITパスポートの方がいいと思いますが、このくらいの勉強時間の差であれば次の資格(応用情報)取得への効率性や対外的な評価を鑑みると基本情報をお勧めします。
しかし、IT業界以外への就職に限って考えれば比較的楽に取得できるITパスポートをお勧めします。
さいごに
いかがでしたでしょうか。今回は就職のために資格を取得しようとしている人、社会人2-3年目の人が初めて資格を取得するのはどれがいいかというお話をさせていただきました。
もしよかったら参考にしてみてください。
