こんにちは JAYLOGです。
今回は応用情報技術者試験の過去問の有効活用についてというお話です。
応用情報技術者試験の過去問はweb、IPA書籍など至るところで入手ができますね。
しかし、ただ闇雲に過去問題を消化しても効率が悪いです。
今回は過去問を闇雲にやっていないか?もし闇雲に解いていたら問題集を経由してからの方が効率がいい。実際に過去問を解くときの注意点についてお話したいと思います。

この記事を読むメリット。
・問題集を解いてから過去問に入った方がいいということが分かります。
・過去問につながるような問題集が分かるようになります。
・応用情報技術者試験の過去問でやるべき問題、やらなくていい問題の取捨選択ができるようになります。
過去問を闇雲にやっていないですか?

過去問の目的は弱点の発見や知識の習得の為に必要。闇雲にやるとこれらの目的が達成できなくなってしまう。
応用情報技術者試験の攻略として『過去問を解く』という勉強法を紹介されたりしております。
過去問は試験合格への強力なツールである一方で使い方、タイミングを間違えると逆効果にもなってしまいます。
下記の4ついづれかに当てはまる場合は、闇雲に過去問題を解いている可能性があります。
この場合は一度問題集を使って知識をつけてから過去問へ進んでいった方がスムーズです。
前提知識がない状態で使用する
前提知識がない状態で過去問を解くのは危険です。
なぜなら問題を解いても身に付かないからです。例えば正解だったとしても感覚で回答していたら次にまた正解できるとは限らないからです。
また、弱点を見つけて補強することもできません。
つまり、再現性が無く、弱点傾向が見つけられないので今後の学習計画が立てられません。
これに該当する方は下記を参考に前提知識の習得を優先してください。
特に参考書のところがポイントになります。
必要な問題とそれ以外の問題が判別できない
過去問は本来であれば、知識の習得や弱点のあぶり出しに必要なツールです。
しかし、過去問を漠然と解いてはその分類が出来ませんし、不要な問題を解く事により時間も無駄に使ってしまいます。
例えば、不要な問題とは下記のようなものを指します。
- 消去法で簡単に解答を選べる問題
- 常識的な判断で回答できる問題
- 既にその分野において8割方マスターしている問題
1つ目と2つ目については知識を求められない問題です。こういう問題は本番でも正解が取れる確率が高く、わざわざ学習段階で解く必要もないです。
また、こういう問題から弱点のあぶり出しも出来ないです。
3つ目は既にマスターしている分野の問題を何回も解いたとしてもそれ以上の知識の習得は困難になるからです。
一般的にある分野で、7〜8割取れる様になれば次の苦手分野に入った方が効率がいいです。
しかしその判断は試験問題に精通している人でないとできません。
その他に応用情報技術者試験で過去問をいきなり使うときのデメリットはこんなものがあります。
何故間違えたかわからずとりあえず答えを覚えている
例えば問題に対して回答しかないものがあります。
例えばIPAの過去問がそうです。無料で手に入る反面、解説がないというトレードオフの関係になってます。
この様な過去問を使うと『何故間違えたか』という理由が分からない、もしくは調べるのに凄く労力が掛かるので良くないです。
特に応用情報技術者試験の午後問題では解答を導くためのプロセスと答えを表現するという2つのプロセスが必要です。
このプロセスを身に付けるためには解説がないと困難です。
これらを考えると最初は解説がある問題集を使った方がベターです。
頻出とそうでない問題を区別できない
限られた時間の中で学習をする為には分野毎に学習時間の濃淡をつけなければ行けません。
例えば、頻出かつ重要な分野であれば何がなんでもやり遂げないといけません。
しかし、頻出でなければ時間を割かないもしくは勉強しないという判断ができますね。
頻出問題を解く事は合格に影響を与える重要な学習方法になります。
しかし、頻出かどうかは何年も過去問を研究しないと分からないので素人には困難だと思います。
その為問題集が必要になります。
応用情報技術者試験の過去問として使える問題集
上記に該当しない方であればIPAで過去問をダウンロードして解いてしまっても問題ないです。
しかしそうではない方は、一度問題集で学習してからIPA等の過去問をダウンロードして解きまくった方がより合格に近づきます。
ではどんな問題集がいいかというとこんな問題集を選びましょう
- 解説が丁寧
- 頻出問題に重点を置いている
- 知識を得るのに必要な問題に重点を置いている
1つ目は間違えた問題に対して『何故』というアプローチをする時に必要なエッセンスです。
2つ目、3つ目はなるべく不要な問題を減らして必要最低限で学習する為に必要なエッセンスです。
下記で紹介している問題集はこれらは満たしているため問題ないですので問題集のところを参考にしてみてください。
あとは、『網羅的に学習したいか』『重点に絞りたいか』『ページの構成が見開きで問題、解答で完結している方がいいか』という学習に何を求めていくかで選んでいただけば問題ないです。
応用情報技術者試験の過去問を有効活用するには

一問一問丁寧に繰り返し解く事が大事なんだね。
応用情報技術者試験の問題集を使って過去問を大量に解くための力を身に着けてから実際に過去問を解いていくわけですが、過去問を解くときにはこんな事に気をつける必要があります。
- 常に『何故』を考える
- 繰り返し解く
- 解説を見てもわからない時は参考書へもどる
常に『何故』を考える
問題を解いた時に『何故』これが正しいかを考えましょう。
自分の解答が間違えていたら『何故』間違えたかを考えましょう。
漫然と問題を解いて答え合わせをしてしまうと結果のみに目がいってしまい、点数で一喜一憂してしまいます。
しかし学習段階で重要なのは答えを出したプロセスです。
間違えていたらそのプロセスが間違えています。
プロセスとは考え方や知識を指します。
何故を考えるとプロセスに意識がいくので弱点のあぶり出しにも役に立ち問題集を有効活用できます。
問題を解く時は『何故』を考えるようにしてください。
繰り返し解く
ここでいう繰り返し解くとは『間違った問題』、『自信のない問題』を繰り返し解くという意味です。
繰り返し解くと『どんな知識が必要だったか』、『自分はどんな問題が苦手か』わかります。
その問題を繰り返し解いていく事で弱点補強にもなります。
解説を見てもわからない時は参考書へもどる
なるべくなら問題集の解説で済ましたいところですが、何度か解説を読んでも分からない問題が続くのであれば、一度参考書に戻りましょう。
というのもその状態が続く場合、前提となる知識が習得出来ていない可能性が高いからです。
もし、この様な状態であれば一度参考書に戻る勇気も大事です。
過去問は何年分解けばいいのかも気になるところですが、3-5年分解けば十分です。
さいごに
いかがでしたか?
応用情報技術者試験の過去問を有効活用するというテーマでしたが、過去問は闇雲に解いてはいけないこと、闇雲に解いている場合は一度問題集を使った方がTOTAL的に効率がいこと、過去問を解くときに気を付けることをお話ししました。
応用情報技術者試験の学習はやはりまずは問題集を使った方がいいです。
また、過去問の問題選択は応用情報技術者試験の合否に大きく影響をさせるものになります。
本記事が応用情報技術者対策として過去問と問題集の有効な使い方のお役に立てれば嬉しいです。