応用情報を独学する場合に必要な勉強時間・学習時間と進め方について

応用情報

こんにちは JAYLOGです。

今回は応用情報技術者試験を独学する時に必要な勉強時間と全体的な流れについてお話しします。

勉強時間も全体の流れについても人それぞれな点もありますが、初めて応用情報技術者試験を受ける方はこれらについて最初は戸惑いますよね。

今回は大まかな流れを説明しますので、独学する際のベンチマークや参考としてご利用下さい。

この記事で提供できる情報は。。。
・応用情報技術試験試験の勉強時間が分かる。
・応用情報技術者試験の学習スケジュールが分かり学習計画が立てられる。

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応用情報取得までに必要な学習時間

応用情報技術者試験を独学する時の勉強時間ですが、一般的には経験者で120〜200時間、未経験者で300〜400時間の勉強時間が必要と言われています。

参考までに基本情報が経験者において60〜120時間,未経験者で120~200時間と言われているので、応用情報技術者試験の学習時間は基本情報の学習時間よりも2倍くらい時間が必要になります。

学習に必要な参考書は下記にあります。

経験者と未経験者の定義

経験者と未経験者の定義については下記を想定しています。

経験者:基本情報技術者試験の合格、それ相当のスキルを持っている人
    →これに相当する人が勉強時間120~200時間の人

未経験者:基本情報技術者試験の合格経験なし、または、基本情報技術者相当のスキルを持っていない人→学習時間が300~400時間が必要な人

もし、自分のレベル感が分からない方は一度基本情報の過去問を解いてみてその点数から今の自分のレベル感を見極めていきましょう。

応用情報技術者試験の申し込みについて(共通)

そもそもこれをしないと受験ができません。
ですので、応用情報技術者試験の受験を考える際に試験の申込期間を必ず確認してください。

目安ですが、春期の場合は1月中旬くらいから2月の上旬まで秋期の場合は7月の中旬から8月の上旬までが申込み機関です。

また、申し込み方法はインターネット申し込みと願書郵送申し込みがありますが、インターネットのほうがその場で決済ができるので、いいと思います。

経験者の学習時間スケジュール

まずは経験者の学習時間のスケジュールです。

勉強時間は平均を取って160時間を想定しています。

また、週16時間の学習時間を想定しております

順調にいけば10週間で予定の勉強時間を消化できる計算ですが様々な事情で思い通り行かない場合もあります。

ですので余裕を持って12週間での勉強スケジュールを計画してみます。

春期であれば1月上旬に勉強開始の3月末勉強終了で4月の第3週テスト実施

秋期であれば7月上旬学習開始の9月末学習終了で10月の第3週テスト実施位のスケジュールで考えています。

それでは見ていきましょう。

No.1:過去問を解く

まずは過去問を解くことで現在の自身の実力と今後の勉強時間の見通しを立てていきます。
テストとしては直近3年以内であればどれでもいいと思います。

テストを実施した結果、点数が高ければ学習時間の削減を検討して問題演習に入ってみたり、点数が低ければ勉強時間の増強を検討してNo2のタスクの時間を増やしたりといった調整をしていきます。

No.2:参考書を読み込む①

参考書は最初から熟読していくとどこかで詰まったときに抜け出せなくなる恐れがあります。
そのため、浅く読みつつ回数を増やすという意識で進めていきましょう。
ここでいう浅くとは『学習中にわからないことがあっても気にせず読み進めていく』ということです。

まずは、一通り読み進めていって全体を把握します。また、苦手そうな分野とそうでない分野を分けてもいいと思います。ここは勉強時間を意識してなるべくスムーズに進めていきましょう。

No.3:参考書を読み込む②

ここでは各章を読み進めていって理解度を高めていきます。
読み進め方は先ほどと同じ要領で問題ないです。

ここでのポイントも各テーマを繰り返し学習していくことで理解度を深めていくことですので、あまり悩まずに進めていくようにしましょう。

No.4:参考書を読み込む③

章末問題を中心にさっと解いていきます。
答え合わせをして間違えたところを中心に参考書を読み込みます。

間違えたところにフォーカスを当てていくことで弱点の克服が出来るようになります。

No.5:問題集を解く

ここからはアウトプットのフェーズになります。
ひたすら問題集を解いていきます。答え合わせをするときに、『確実に解ける』『正答だけど不安』『間違えた』に振り分けていて2週目以降『正答えだけど不安』『間違えた』問題を『確実に解ける』問題に導いていきます。

つまり、時間を効率的に使うために1回『確実に解ける』問題は解く必要がないという考え方です。

また、応用情報技術者試験の午後問題は記述式で難易度が高いため、午後問題の対策も学習時間を割いていくようにしましょう。

午前と午後の勉強時間の配分は午前:午後=3:7位を目安に午後問題に勉強時間を割くようにしましょう。

というのも、経験者の前提として基本情報に合格もしくはそれ相応のスキルがあることですので、午前対策についてはそれほど学習時間を割かなくても70-80%程度を狙うことが出来るからです。

午前に自信がない方は午前対策に学習時間の比重を割いてもいいのですが、午後対策の勉強時間はきちんと割くようにしましょう。

No.6:過去問を解く

基本情報技術者試験の実際の時間に慣れたり時間配分を検討するために、過去3回分を目安にを時間を測って解いていきます。

過去問については午前であれば直近三回分で問題ないのですが、午後についてはもし、自分が受ける分野の問題があるのであればそれが乗っている過去問を選んでいった方が効率のいい学習が出来ます。

ここで80%位取れていれば問題ないと思います。それより低い場合は必要に応じて追加で過去問を解いていってもいいと思います。

No.7:総仕上げ

弱点や不安な分野を補強します。弱点や不安な分野を補強します。

特に、午後問題の記述に不安のある方はそれに絞って学習時間を使っていくのが効果的です。

未経験者の学習時間スケジュール

次に未経験者の学習スケジュールです。

学習時間は平均を取って350時間を想定しています。

また週20時間の学習時間を想定しております。

経験者の章と同様に順調にいけば17週間ですがこちらも余裕を持って25週間でスケジュールを計画しています。

学習の期間は

春期であれば、9月中旬開始の3月末終了で4月の第3週テスト実施

秋期であれば3月中旬開始の9月末終了で10月の第3週テスト実施のスケジュールで考えています。

未経験者はなぜこんなに勉強時間がかかってしまうかというと基本情報の知識を習得する学習をする必要があるからです。(ですので、学習時間のほどんどを参考書の読み込みをして情報をインプットしていくところに費やしていきます。)

学習期間が6カ月程度かかり応用情報技術者試験を1回スキップしないといけないので、モチベーションの維持などが大変になってきます。

その為、必要に応じて通学講座やオンラインスクールなど独学以外の手段を検討した方が効率的です。

こちらについては最後にご説明しますが、まずは独学の場合の学習時間のタイムスケジュールを説明したいと思います。

No.1:基本情報技術者試験の学習

まずは応用情報技術者試験の学習に向けての土台をつくっていきます。

その為にはいきなり応用情報技術者試験の参考書ではなく、基本情報の参考書を使っていきます。

基本情報の午前問題を解ける様にするという事を目標になるべく図解が多く分かりやすい参考書を選ぶのがコツです。

詳細はこちらの記事を読んでいただきたいのですが図解が多くわかりやすく、基本情報の午前をターゲットにしているという面ではキタミ式の基本情報版をお勧めします。

No.2:用語等の整理

ここではキタミ式などの参考書などを使って理解できない所を集中して押さえていきます。

全体を対象にする必要ななく、自分が弱点だと思っている所に集中していくようにします。
(あくまで時間をかけていきたいのは応用情報技術者試験の学習ですので、このフェーズでは学習時間をさけるところがあれば思い切って割愛してしまうのも手です。)

No.3:章末問題の実施

参考書などの章末問題を活用して自分の理解度を確認していきます。理解できない所は参考書を再度読み込んだり、必要に応じてネットで検索することでフォローしていきます。

章末問題はその章の理解度を確認するのには最適なので、網羅的に知識の確認が出来て便利です。
何度か繰り返して解くことで知識の定着を図っていきます。

No.4:基本情報の過去問題を解く

IPAの過去問をダウンロードして実際に過去問を解いていきます。
まずは午前問題を解いていきましょう。概ね70%位取れていればOKです

過去問に割ける時間にもよりますが、おおよそ5回分の午前問題を解きましょう。

勉強時間の比重を午前問題にかけるようにして午前問題に余裕が出来たら午後問題に着手しましょう。

ここまでの学習が完了すると、応用情報技術者試験に必要な前段の知識を習得できたことになります。

No.5以降

応用情報技術者試験の過去問を解いてみてレベル感を図っていくのですが、ここから先は経験者と同じであるため、そちらをご確認ください。

経験者と違うのは知識量が異なる為、知らない事の調査に費やす時間が多くなるということです。

今回、基本情報の午前問題の知識習得に学習時間を割いてきたため、まだ午後問題の知識が少ないという状態になっているためです。これについては一つ一つつぶしていくようにしましょう。

一見無駄な勉強時間を割いているように見えますが、基本情報の知識を入れておくだけで大分応用情報技術者試験学習への取り組みが行いやすくなっていることを実感して頂ければといます。

さいごに

いかがでしょうか。応用情報技術者試験を独学で進めていく場合はどのくらいの勉強時間が必要か、どんな学習をすれば良いか分からないところもあるかと思います。

ガムシャラにやるのもいいですが計画を立てる事で時間に自分の進捗もわかります。

また、計画を立てる事で学習時間の削減に繋がることもあります。

また、未経験者の方が独学で進めていくのであれば、時間と期間が大量に必要となる為、モチベーションを上げていくのが大変です。

ですので、オンラインスクールや通学講座を使って進めていく事も検討した方がいいです。

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通学講座はこちら

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